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【日本代表】初招集のFP田口元気が、代表からすみだに持ち帰ろうと思ったものとは

 22日から24日までアリーナ立川立飛で行われたフットサル日本代表合宿には、2人の中堅選手が初めて招集された。31歳の森洸と28歳のFP田口元気である。

 フットサルW杯が開催される1年後のことを考えると、ここから日本代表に選ばれ続けるのは、決して簡単なことではない。それでも初招集の2人は、チームのゲームモデルを懸命に理解しながら、自分にできる最大限のパフォーマンスを示していった。合宿終了後、ブルーノ・ガルシア監督が「初招集の2人を含めて、ここまでできたことは収穫」と、日本代表候補、全体のレベルアップを喜んだが、日本のフットサルの平均値は間違いなく高くなっている証だろう。

 それぞれの所属クラブに戻れば、2人は主力として戦うことになる。特にすみだでは、下部組織も充実しており、多くの若手選手が代表候補に選ばれた田口の一挙手一投足に注目をするだろう。

 田口自身も、かつてFP稲葉洸太郎、FP西谷良介、FP清水和也ら、フットサル日本代表の常連となっていた選手たちから刺激を受けていたという。それだけに、自身がチーム内で新たな目標となれるように、合宿で得た経験をチームに還元すると同時に、このチームの常連になれるようにステップアップを目指していく。

以下、3日目のトレーニングキャンプ後のFP田口元気のコメント

――初の代表候補合宿はいかがでしたか?
田口 最初は緊張しましたが、知っている選手も多かったので、割とチームのなかにはうまく入れたかなと思います。プレー面でいうと、代表のシステムに順応するインプットするところにエネルギーと時間を多く割いたので、自分のパフォーマンスが120%、130%くらい出せたか、振り返るとそうではありません。でも、必要としている強度、一番、求められているプレッシングのところでは、一つ自分の力は示せたと思っています。でも、スピードも速いですし、クオリティも高いので、あらためて日本代表という場所は、素晴らしい場所だなと思いました。

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